7月24日午前、厚生労働省の中央最低賃金審議会で大詰めの議論が行われ、物価高が続いていることなどを踏まえて全国平均の目安で50円程度引き上げて時給1,054円となり、これまでで最も高くなりました。また、引き上げ額としても昨年の43円を上回りこれまの最高額の上昇となりました。
介護保険事業では今年4月に介護報酬の改定が行われ、2026年度までの3年間の介護報酬が決定されました。この内容には、物価高、職員賃金のアップへの対応などが含まれていますが、この度の最低賃金の引き上げや来年度以降の引き上げ額を予想した報酬改定には到底及んでいないものと思われます。
私達介護保険事業者としては大変な賃金改定である一方、従業者としては最近の物価高へ少しでも対処することができ生活面の不安解消になりますが、相反事項であり今後の事業経営に対する影響は非常に大きくなるものと予想されます。
令和6年8月1日 麻機園園長 秋山 通