先月初旬にお知らせしましたように、麻機園の入所者と職員の間で新型コロナウイルス感染症が発生し大勢の入所者様と職員が感染してしまいました。残念ながら感染経路は判明していません。
ご家族と入所者の面会は窓越しで行っていましたが、10月中旬からの玄関前での直接面会開始後にも入所者には感染者が出ずにいました。また、職員に対しても長い間県外者との接触や県外への外出の抑制をお願いし、濃厚接触にはなったものの感染した例は極めて少数で業務への影響はありませんでした。
ところが11月初旬からの感染は、入所者と職員の大勢の間に蔓延し、入所者の日常介護にも影響するほど職員の休業が続いていました。
この感染症で特に気になることは、感染初期に感染した入所者の一部の人は、3週間経っても抗原検査で陰性にならないことです。症状は発熱と声がれがある程度でしたが、多床室特養の為でしょうか、また認知症がありフロアー内での行動抑制ができない為なのか不明ですが、本日現在も数人の利用者の陰性確認ができていません。もう暫くの間入所者の感染対策を続ける必要があります。
ご家族を始めとする多くの方々に大変なご心配とご迷惑をお掛けしていますが、今暫くご協力をお願いいたします。
令和4年12月1日 麻機園 園長 秋山 通