今年麻機園は35年、ケアハウス桜花は26年経ちました。両施設共に老人福祉法の下で開設し運営していました。思い返せばずいぶん長かったような気もしますが、一方ではあっという間の35年間でした。福祉とは全く無縁の私でしたが、人生の半分をこの施設職員として過ごしたことになります。
桜のこの時期に開設し、毎年4月1日には開園記念の式典を行ってきました。今年は土曜日ですが例年のように開園記念の式典や、記念のイベント、食事会を行い、満開の桜の下入所者と一緒に開園を祝いました。
高齢化社会から高齢社会、超高齢社会へ、福祉八法の改正、ゴールドプランの制定から新ゴールドプランへ、そして2000年には介護保険法の制定と、老人福祉事業を始めたころには想像もしない様々な制度改正が行われて今に至っています。
一方では人口減少が続き、その対策として今年から「異次元の少子化対策」が行われるようです。
これからの日本の高齢社会と少子社会はどのようになるのか少し心配な年度初めです。
令和5年4月1日 麻機園 園長 秋山 通